グランプリ千葉の準備として、
ミラクルの情報をまとめていく。(その2)

サイドボードや戒めリストについて共感が
得られれば幸い。

修正:サイドボード戦を全面的に修正

今回は対オムニについてまとめていく。

直近ではFの集会場のGPTのSE1やBMOの9Round目で
戦っている。フリプで戦うことも多いデッキである。
自分でも組んでみたいが、裏切り者の都がネックと
なっている。


ミラクル側デッキリスト
=========================
■ミラクル

〔 土地 〕
2《平地》
4《島》
1《山》
3《Tundra》
2《Volcanic Island》
1《Karakas》
4《溢れかえる岸辺》
4《沸騰する小湖》
1《乾燥台地》
計22枚

〔 クリーチャー 〕
2《瞬唱の魔道士》
2《ヴェンディリオン三人衆》
計4枚

〔 スペル 〕
4《渦まく知識》
2《思案》
1《呪文嵌め》
3《剣を鍬に》
1《赤霊破》
4《師範の占い独楽》
1《仕組まれた爆薬》
4《相殺》
1《対抗呪文》
1《議会の採決》
3《精神を刻む者、ジェイス》
2《天使への願い》
3《Force of Will》
4《終末》
計34枚
メインボード合計60枚

〔 サイドボード 〕
2《摩耗+損耗》
1《安らかなる眠り》
1《外科的摘出》
2《僧院の導師》
1《灰からの再興》
1《罠の橋》
2《狼狽の嵐》
2《紅蓮破》
1《Force of Will》
1《封じ込める僧侶》
1《ヴェンディリオン三人衆》
合計15枚
=========================


■序盤における相手のデッキ判断基準
やや警戒
・島からポンダーをうってきた

まず確定
・定業をうってきた


■相性(イメージ)
メイン:不利
サイド:微有利

メインは大量に存在する白いカードが邪魔なため不利。
サイド後は不要なカードが減り、対策カードが多く入る
ため微有利。相手の母聖樹の採用枚数によっては不利に
なる。


■メイン戦について

まずは基本的な勝ちパターン

①相殺独楽を決めトップに3マナを用意する

 ミラクルが狙うべき基本的な勝ち筋。
 オムニ側がゆっくりしているときに達成できる。
 メインはどの道不利なので、ショーテルへの対応策が
 ないハンドの場合は2ターン目にとりあえず相殺を
 プレイしてみるのもあり。
 相手側の妨害手段としては、呪文貫き、Will、
 狡猾な願い経由の紅蓮破などがある。

②ヴェンディやカウンターで相手を邪魔しながら殴る

 相手のドロー後やエンド時にヴェンディをプレイし、
 コンボパーツ(ショーテル、オムニ)をボトムに送り、
 コンボがそろう前に殴りきるパターン。
 カラカスでヴェンディを再利用できれば理想だが、
 ジェイスの-1能力でのバウンスも選択肢に入れたい。


以下はショーテルをうたれた盤面での勝ちパターン
いくつか重複している部分がある。


③ショーテルを通して相殺を出し、ドロソを止める

 相手のハンドにエムラがなく、相手が全知を設置し、
 ドロソでエムラを探すことにかけるプランとなる。

 母聖樹からショーテルを打たれた場合以外にも
 ハンドに妨害手段とREBまたは議会の採決があり、
 相殺を隙なく出した上で全知を割りたいという場合に
 このルートを採用することがある。
 素直に打ち消しても良いが、今日はそんな気分では
 ないというときのためにもこのルートを検討して
 おきたい。

 基本的にライブラリのトップが1か3のときに
 実行したいプランである。場に独楽があるならば、
 最適だがそうでない場合のほうが多い。
 尚、トップがわかっていなくてもこのルートにかける
 しかない場合もある。
 ライブラリのトップと相手のドロソがかみ合えば
 相手のコンボが中断されることもある。

 ハンドに相殺はないが場に独楽があり、トップに
 相殺がある場合はショーテルにスタックして独楽と
 相殺を入れ替えてトップを1にした状態でショーテル
 を解決し、相殺を場に出したい。
 そうした場合、相手の1マナのドロソや呪文貫きが
 止まる。相手のドロソに対してうつWillや、全知に
 向けてうつREBが呪文貫きされなくなる。

 可能ならば独楽の下も1マナにしておきたい。
 その場合、次のターンの独楽プレイにスタックして
 うたれたブレストを打ち消せる。
 マナに余裕があるならば、独楽ルック⇒独楽入れ替え
 の順にスタックを積み、相殺をハンドに加えた後に
 ライブラリトップを並び替えて、トップを不明にして
 おきたい。相手は悩まなければならなくなる。
 裏目を引いた場合に別のミスをする可能性がある。

 ハンドにREBがあるならば、相手のドロソにスタック
 して、REBで全知を割るようにしたい。
 ハンドにブレストとREBがあり、両方うてるならば
 相手のドロソにスタックしてブレストをうち、そこに
 スタックされた相手のドロソにスタックしてREBで
 全知を割るようにしたい。
 この流れはトップが1でないならば、呪文貫きを
 ケアしながら行う必要がある。
 例)母聖樹経由ショーテル⇒全知+相殺設置⇒
   相手パズル⇒ブレスト⇒相手直感⇒REB

 REBのルートは、相手のハンドを予想してトップを
 5にしておくことも検討する必要がある。
 トップが1ならば、REBが呪文貫きさない。
 3なら狡猾な願い経由でカウンターされない。
 5ならWillされない。

④ショーテルにスタックしてヴェンディを唱えて全知を
 ボトムに送る

 相手側が全知1枚かつWill無しやWillを使うとドロソ
 が無くなるときに達成できる。
 クロックを手に入れられ、相手のハンドを確認でき、
 相手はハンドを1枚損するため相当有利になる。
 全知を経由せずエムラを場に出されたとしても
 カラカス、議会の採決、ジェイス、終末で対応できる
 チャンスがある。
 
⑤ショーテルを通してヴェンディを場に出し、ETB能力
 でエムラをボトムに送る
 
 「④」のプランをやりたいがヴェンディを唱えるマナ
 が足らない場合にこのプランを狙うことがある。
 相手がエムラとWillを持っている場合に、打ち消され
 ずにヴェンディを出せるため全知設置後のエムラを
 ボトムに送るチャンスがある。
 相手のハンドにドロソが残されている場合で
 それを打ち消せない場合は大抵敗北する。

 基本的には「④」を優先するが、相手のハンドに
 よっては、こちらのプランが正解となるときもある。
 例)全知、エムラ、Will、呪文貫き

 相手がドロソを引かないorこちらにジェイスがいて
 トップ検閲ができる場合に勝利を目指せる。

⑥ショーテルを通した後にREBで全知を割る

 ショーテルをうたれた場合に、相手がハンドにエムラ
 を持っておらず、全知設置後にドロソをプレイした
 ときにREBで全知を割ってコンボを止める。
 (「③」と重複)

 または、相手がエムラを持っていたとしても
 こちらがショーテルで瞬唱orヴェンディを場に出した
 場合、ETB能力が誘発するので、そこでスタックして
 REBで全知を割ることを狙う。

 ただし、瞬唱の場合は墓地にインスタントか
 ソーサリーがないとETB能力にスタックできない。
 スタックに乗ったあとに対象がなく優先権が発生せず
 取り除かれる。
 例)
 相手のハンド:ショーテル、全知、エムラ
 相手の場  :島、島、母聖樹
 相手の墓地 :なし
 自分のハンド:瞬唱、REB(A)、REB(B)
 自分の土地 :ボルカ、ボルカ
 自分の墓地 :なし

 このような状況で母聖樹からショーテルを唱えられた
 場合、ショーテルにREB(A)をうち、REB(A)が
 ショーテルをうちけせずに解決し、墓地に落ちる。
 その後、ショーテルから(相手は全知)、こちらは瞬唱
 を出してETB能力が誘発してスタックに乗った状態
 (対象:墓地に落ちたREB(A))でハンドに残っている
 REB(B)を相手の全知にうつ必要がある。
 ETB能力が解決されたら相手にソーサリータイミング
 の優先権が渡るので、エムラを唱えられてしまう。


負けパターン
①相殺独楽+トップ3マナが間に合わないor母聖樹から
 ショーテル⇒全知⇒(ドロソ⇒)エムラ
 
 うまく邪魔できないと大抵やられる。
 サイドボードでがんばる必要がある。


■メインのポイント
・白いカードが死に札となる。
 可能な限りブレスト+フェッチでライブラリーに戻す

・カラカスはマナに余力のあるときはハンドに残す。
 相手がショーテル⇒エムラルートに頼ることもある。

・全知⇒エムラ⇒追加ターンで勢いで投了しないこと。
 追加ターンを得られたといっても勢いで投了せず、
 こちらが敗北するのかを確認する必要がある。
 パーマネントがたくさんあれば、殴られても返しで
 殴り勝てる場合もある。(戒め)
 また、トップで議会の採決や終末を引けばエムラを
 対処できる可能性もある。

・リム=ドゥールの櫃の内容を覚えておくこと
 アライアンス版は英語かつ文字が小さく
 わかりにくい。
 わからん殺しされないようにすること。(戒め)
 
 Lim-Dul’s Vault / リム=ドゥールの櫃 (青)(黒)
 インスタント
 あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを
 見る。あなたが選んだ回数だけ、あなたは1点の
 ライフを支払い、それらのカードをあなたの
 ライブラリーの一番下に望む順番で置き、その後
 あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを
 見てもよい。その後、あなたのライブラリーを
 切り直し、これによりあなたが見た最後のカードを
 その一番上に望む順番で置く。
 
 ライフを11点払えば必ず望みのカードがトップに
 なる。



■サイドボードについて
ここからが本番。
メインをとられていたとしても2本取り返したい。


サイドアウト
3《剣を鍬に》
⇒役に立たない。
 相手がザンティッドの大群などの1体で仕事をする
 クリーチャーをサイドインした場合は2枚戻す。
 ただし、3戦目にはサイドアウトされている可能性
 がある。

1《仕組まれた爆薬》
⇒相手が真髄の針を大量にサイドインしてくる場合は
 残すことを検討する。
 青黒型のオムニには残す可能性がある。

1《議会の採決》
⇒役に立ちにくい。

2《天使への願い》
⇒マナを倒す勇気はない。

4《終末》
⇒基本的に役に立たない。
 相手がサイドからメンターを入れてきた場合は
 2枚戻すことを検討する。その場合は摩耗や罠の橋
 をサイドインしないように調整する。
 2マナのカードがみえなければ呪文嵌めをアウトして
 もよい。
 2戦目にメンターをみたとしても3戦目で
 サイドアウトされる可能性もある。

※1《呪文嵌め》
⇒相手に2マナのカードが見えない場合はサイドアウト
 候補になる。
 燃え立つ願い、リム=ドゥールの櫃、衝動である。
 これらが入っていない場合は裏目となるが、その場合
 でもWillの餌になる。
 防御の光網などの特殊なサイドカードを打ち消すのに
 使えるので判断が難しい。
 メインをとっていて、2戦目で外科的摘出をブレスト
 などにうっていて相手のデッキを見る機会があれば
 2マナのカードの存在をチェックしておきたい。
 もし2マナのカードが無ければ、3戦目でサイド
 アウトし、メンターを1枚サイドインする。
 負ける寸前でも何かしらのカードに外科的摘出を
 うっておくのは手である。

サイドイン
2《摩耗+損耗》
⇒主に全知を狙うが、稀にサイドインされる真髄の針、
 花の絨毯などを割るために採用する。

1《外科的摘出》
⇒打ち消すかパズルで墓地に落ちたショーテル、全知を
 抜くために利用する。
 パズルで落ちたからといって相手のエンドに
 雑に打つのではなく、自分のターンで土地が起きた
 状態でカウンターを構えた状態でうちたい。

 ショーテルを抜いた場合大抵勝つが、サイドに
 裂け目の突破があるとエムラが突如殴ってくる場合も
 あるので注意する。カラカスがあればケアできる。

 序盤で相手のマナが全部倒れた状態ならブレストを
 抜くことも検討する。その場合、相手のハンドが
 筒抜けになる上に引きすぎた土地を戻せなくなる。
 ハンドにブレストが残っていれば得をする。
 瞬唱でフラッシュバックできるので、序盤戦で
 挨拶代わりにブレストに外科的摘出をうってもいい。

 相手のデッキを見る際は、2マナのカードの存在を
 チェックしておき、呪文嵌めをサイドアウトするか
 を検討してもよい。シングルエミリがある大会の
 場合、再戦時にその情報が役にたつかもしれない。

 相手が6マナ以上確保できる状況、すなわち
 ショーテルを2連続でうてる場合は、カウンターを
 する前に何かをスタックし、外科的摘出をうてる
 タイミングを作ること。

 例)
 相手のハンド:ショーテル×2、全知、エムラ、(α)
 相手の土地 :島×3、古の墳墓×2
 自分のハンド:REB、外科的摘出
 自分の土地 :ボルカ、ボルカ、青白フェッチ
 自分の場  :独楽

 ショーテル⇒REB⇒REB解決後、相手がソーサリー
 タイミングの優先権を得る⇒相手2枚目のショーテル
 
 このように動いた場合、外科的摘出をうつタイミング
 が存在せず2枚目のショーテルをうたれる。(戒め)

 ショーテル⇒フェッチor独楽ルックor入れ替え⇒REB
 ⇒REB解決後、フェッチor独楽ルックor入れ替えが
 スタックに乗っている状態で相手がインスタント
 タイミングの優先権を得る⇒相手優先権パス⇒
 外科的摘出でショーテルを抜く。
 
 このケースならば相手のハンドからショーテルを
 うたせずにすむ。
 フェッチや独楽ルックの場合は、相手の呪文貫きや
 狼狽の嵐をケアすること。
 上の例だとフェッチと独楽ルックの場合、
 相手が呪文貫きを持っているとREBが消される。

 尚、相手は6マナ目の土地をプレイせずに1枚目の
 ショーテルをうつ可能性もあるので注意。
 2マナランドで4から6にジャンプすることも
 考慮すること。
 
 ショーテルを落とせれば限りなく勝利に近づくので
 丁寧な対応を心がけたい。

1《罠の橋》
⇒エムラが殴れなくなる。
 相手は拭い捨てなどのバウンスやアーティファクト
 破壊をうつ必要がでてくる。

2《狼狽の嵐》
⇒カウンター合戦の必需品。
 ブレストを残しておいて、ストームを増やす動きが
 必要になるときもある。

2《紅蓮破》
⇒青いデッキの対策本部。

1《Force of Will》
⇒対コンボの必需品。

1《封じ込める僧侶》
⇒ヴェンディと違って相手のREBで打ち消されない
 エンドに出せるクロック。
 ショーテルor裂け目の突破によるエムラぶっぱプラン
 も邪魔できる。

 序盤の相手エンドに封じ込める僧侶が通った場合に
 かなりのライフを奪えるので、相手が最終的に母聖樹
 の2点を支払えなくなる場合も出てくる。

1《ヴェンディリオン三人衆》
⇒カウンター合戦の必需品。



■サイド戦について
・ゲーム展開
 メインと同じ勝ちパターンは強化され、外科的摘出に
 よる別の勝ちパターンが追加される。

 「全知を割る手段」
 紅蓮破、磨耗+損耗追加。

 「クロパの殴り役」
 封じ込めの僧侶追加、ヴェンディ増加

 「ショーテルを打ち消す手段」
 狼狽の嵐追加

 相手の母聖樹が大幅に増加した場合、不利になる
 可能性がある。
 その場合はヴェンディに頼るゲームになる。

・サイド戦の先手/後手選択
 現状のサイドプランで練習した結果、後手のほうが
 勝率が高い状況にある。
 よって、現状では後手を選択する。

 オムニ側は2マナランドを擁しており、先手側時は
 土地が1枚多く出ている状態で仕掛けられるが
 仕掛ける手段のショーテルが3マナなのに対して
 ミラクル側の妨害手段であるREB系、狼狽の嵐、
 損耗が1マナであるため、手数の面での優位を取れ
 ない。

 結果として、ハンド枚数での競い合いとなるため、
 捌き合いで使えるハンドが1枚多い後手が有利と
 なっていると考えられる。

 また、ミラクル側に妨害カードが多く追加されるため
 オムニ側が簡単に攻めるための決断ができないという
 のも関係すると考えられる。
 攻めるためのハンドを作るのに時間がかかると独楽を
 擁するミラクルのハンドの質は飛躍的に高まる。
 
・後手のゲーム展開
 徹底的に構えたほうが強い。

 マナが残るようにドロソをうつか独楽ルックをつかい
 ハンドの質を高め続け、相手のエンドにヴェンディや
 封じ込める僧侶で攻めていく。

 相殺をプレイする機会は少なく、相手のショーテル
 から出すことが多い。

 1ターン目はマナを立てて返したほうが安心する。

・先手のゲーム展開
 後手の劣化版としてのプレイを強いられる。

 早いターンに相殺をプレイし、先手の有利を活かす
 ようなプランを検討中であるがよい結果を得られて
 いない。
 Willセット+ヴェンディなどで身を守れないならば、
 早いターンに相殺をプレイするのは危険である。

 トップが3で無い場合、相殺を出せたものの返しの
 ターンのやりとりで負けてしまうことが多い。
 トップを3にしてからプレイしたほうがよい。

・キープ基準
 相手の2ターン目ショーテルを妨害できるように
 REB系や狼狽の嵐を確保できるとよいが、無くても
 かまわない。
 相手も慎重に準備を整えてくることが多く、ゆっくり
 としたゲームになる可能性が高い。

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